メタバース基盤構築サポート
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メタバース基盤構築サポート

メタバースUnity3D空間開発支援

プロジェクト概要

メタバース空間構築のための技術支援・開発サポートプロジェクトです。複数の3Dモデリングプロジェクトを統合し、効率的な管理体制を確立しました。アバター機能の実装、3D空間の最適化、通信アーキテクチャの設計など、包括的なメタバース基盤の構築をサポートしています。Unity環境での大規模メタバース空間の運用に必要な技術要素を網羅的に提供し、パフォーマンスと視覚品質の両立を実現しました。

東京駅3DModelをUnityで表示

主な特徴

1. プロジェクト&アセット管理

複数プロジェクトの効率的な統合と管理体制の確立を実現しました。

  • VJP, Core, JBC, Plateauなど複数プロジェクトを一つのメインリポジトリに統合
  • 全プロジェクトでのブランチ戦略の統一
  • 3D空間を機能/領域別にモジュール分割し、個別リポジトリで管理
  • Clean Architectureの導入による重複コード防止とテスト容易性の確保

Symlink や Assembly Definition を活用し、プロジェクト肥大化を防止しながら、効率的な開発環境を構築しました。

2. アバター関連機能の実装

メタバース空間での重要要素であるアバター機能を包括的に実装しました。

Unityでマテリアルを表示

  • VJP SDK経由でのアバターアップロード機能
  • メッシュレンダラー数・ボーン数・ポリゴン総数などのバリデーション
  • ReadyPlayerMe向けアバター最適化機能
  • Animatorコントローラー設定とボディタイプ別ブレンドツリー実装

3. 3D空間構築プロセスの確立

効率的かつ高品質な3D空間構築のためのプロセスを確立しました。

Unityで寺の前に人が立っているところ

  • FBX整理フェーズ:フォルダ分け、パス切り替え、Prefab適用
  • 3Dモデル改善フェーズ:マテリアル設定の最適化、レイヤ分離
  • パフォーマンス最適化フェーズ:LOD作成、メッシュ結合、マテリアル統合
  • テクスチャアトラス化による描画パフォーマンスの向上

技術スタック

アーキテクチャ概要

高性能かつスケーラブルなメタバース空間を実現するための技術スタックを構築しました。

開発環境

  • Unity:3D空間構築の中核となるゲームエンジン
  • AssetBundle:外部環境シーンの動的読み込みを実現
  • Substance:高品質マテリアル作成ツール群
  • Azure Communication Service:音声/ビデオ通話、チャット機能

東京駅3DModelをUnityで表示

プロジェクト詳細

メタバース空間構築サポートの主要コンポーネント

■通信系アーキテクチャ

Azure Communication Serviceによる音声/ビデオ通話、Azure Media Serviceによる動画エンコード&ストリーミング、Azure Web PubSubによる軽量リアルタイム通信を実装。ルーム分割や空間領域ごとのPub/Subチャンネル分離などの設計も行いました。

■外部環境シーン読み込み

AssetBundle生成&配布によるCDNやサーバーからの動的ロードを実現。シーン切替時もUIを維持しつつ、指定位置にアバターを配置する仕組みを構築しました。Unity標準機能のみを使用し、WebGL環境での最適化も考慮しています。

■バーチャルスタジオ運用

複数カメラ設定、背景合成、リアルタイム操作UIの配置など、バーチャルスタジオとしての機能を実装。トランジション制御やエフェクト挿入など、ライブ配信向けスタジオ構築パターンも提供しています。

モバイル端末でメタバース空間が写っているところ

■品質改善施策

  • 見た目品質向上:既存最高解像度テクスチャの利用、地面の新規高解像度テクスチャ作成
  • パフォーマンス施策:Mesh LOD作成、Unity TextureStreamingの活用
  • 大規模Meshの分割+テクスチャ再利用による最適化
  • Substance系ツールを活用した高品質マテリアル作成
  • 各施策ごとの優先度と工数対効果の可視化

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